長年自分はグラフィティというストリートを発表の場として自己表現をしてきました。
ストリートではギャラリーと違ってさまざまな視覚的な表現が交差しています。
企業の広告、店舗の看板、道案内の標識、道ゆく人のファッション、等。そこで「タグ」や「スローアップ」(グラフィティ用語です。分からなかったら検索してみてください)といって自分の名前をスタイルを保ちながらクイックに痕跡として残し、目立つことがグラフィティというゲームの持つ美学だと思っています。そのゲームの過程で生まれた自分のスタイルの原点は2006年ごろに発見し、現在まで磨き続けています。
自分のアトリエ内でキャンバスにペイントする事はグラフィティカルチャー特有のリスクある状況とは正反対です。それはリラックスして実験的な技術をより発揮出来ること。
同時に現在の自分のポジティブな気持ちやシーンへの「態度」を表せたらいいなと思って今回の展示制作をしています。
OVERGROUNDという静謐なホワイトキューブのギャラリー空間にグラフィティカルチャーから生まれた自分の作品を並べることで、そのコントラストとリズムを楽しんでもらいたいです。
—nyke
nyke – solo exhibition-
“ATTITUDE”
at OVERGROUND
2024 6/1 (sat)-6/30(sun)
13:00-19:00
※休廊日:火水
[OVERGROUND]
〒812-0017
福岡県福岡市博多区美野島1丁目17−5 寿ビル 2F